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心理カウンセラーの資格 おすすめ 取り方知って何歳からでも

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私の友達は、主婦として3人の子どもを育て、自営業の夫の商売を支えながらも、自分も何か力をつけて独立したい、資格をとって社会貢献したい、と考えて私に相談してきたことがありました。

今はまだ子どもが小さく、思い切って行動できないけれど、近い将来時間を作って必ず何かに挑戦したいと思っている。けれど何をしていいのかもわからない、とその友達は悩んでいました。若い人でも私ぐらいの中高年でも「夢がない」とか「この先の目標が見つけられない」と悩む方は多いように思います。

けれど私は、そう思うことは決して悪くないと思います。何かして人の役に立ちたい、そう思う気持ちやエネルギーだけで素晴らしいことです。何をすればいいかはゆっくり探してみればいいと友達には助言しました。

人生を拓く学び直しと資格取得 メリットとデメリット 5年前に大学院に入り直して2年間の課程を修了し、その後2年前に心理の国家資格を取得した。昨年は民間の心理資格を取得して資格のダ...

そこで、資格取得に興味はあるが、何をしようかと悩んでいる方に、私がその友達と一緒に探した様々な資格を紹介したいと思います。

まずは私自身も保持している、最近人気の「心理カウンセラー」の資格について紹介していきます。

心理専門資格とは

心理学テキスト

心理カウンセラーの資格というのは今とても人気がある資格ですし、また、心理カウンセラーの資格を持った人を必要としている場所はとてもたくさんあるといわれています。

以下に専門性の高い心理に関する資格のいくつかを紹介します。国家資格及び民間の認定4資格ですが、いずれも専門知識や所定の学問を修めることが必要です。それを踏まえてお読みください。

日本で唯一の心理国家資格「公認心理師」

公認心理師とは、2017年に誕生した、日本で唯一の心理に関する国家資格です。これまで真理に関しての民間団体や学会の定める資格はありましたが、国家資格として正式に誕生したのはまだほんの7年前のことでした。

この資格は厚生労働省と文部科学省が共同で設置する資格で年に1回国家試験が行われます。

これまで民間の心理資格を得て心理職に従事していた人も国家資格を再度取り直し資格のダブルホルダーとなっている人がたくさんいます。

この資格は大学院で専門的知識や臨床実習を積んだ人しか受験資格がありませんので、心理系大学院を卒業するしか挑戦する道はありません。そしてその心理系大学院に入学するためには心理系学部で一定の単位を修めている必要があります。

ですので心理系学部以外の学部卒生がこれからこの資格を目指すには再度大学の心理学部で学び直す必要があります。忙しい社会人が学びなおすにはなかなか厳しいハードルですが、通信制大学や放送大学が非常に人気があります。

国家資格なので、専門的知識が必要で、相当しっかり勉強しないと合格できない難関資格ですが、この資格を保持しておくことが今後心理カウンセラーとして認められる条件となっていくと思われます。

実績のある心理資格「臨床心理士」

臨床心理士は、日本臨床心理士資格認定協会が設置する民間の心理専門資格です。資格認定が始まったのは1988年という歴史と実績のある専門資格です。

指定大学院を修了し、専門知識や臨床実習などをしっかり習得してから協会の定める資格試験の受験となります。難しい試験を受け、合格したものだけが資格認定されます。

また資格取得後もその資格を更新するために研修を積んでポイントを貯めなければその管理がないという学びの場も保障された専門資格です。

民間資格とはいうものの、学問を基盤とする歴史と実績のある資格です。実際に医療現場などでも多くの臨床心理士さんが活躍しています。

人の発達の観点に寄り添う「臨床発達心理士」

発達の臨床に関する専門家の持つ資格です。発達と言っても子どもが成長する過程だけを指していうのではなく、人が生まれて成長し、加齢に伴って、または死ぬまでの人の変化の過程の全てを指して発達と言います。

人が抱える様々な心理的困難を発達の観点に立って寄り添い、支援していく心理専門資格です。2001年より資格認定を始め、地域をフィールドに各分野の専門家と連携して幅広く活躍することを目指す資格です。

私は昨年この資格を取得しました。長年子どもの発達や療育に関する専門的な仕事をしてきたので、その経験や知識を活かして大学院で学び直し、資格試験を受験しました。詳しくは以下に書きました。

この資格取得を目指すには発達という観点での関わりと支援の仕方に関する知識が必要です。大学院で関連する単位を収めていることや研究に携わっていることなどいくつか資格取得のルートがありますので良く調べて申請し、しっかり試験勉強をすることも必要です。

なかなか大変でしたが、価値ある資格だと思います。

その他心理専門資格「学校心理士」「特別支援教育士」

学校心理士は学校等をフィールドとした心理援助サービスの専門家です。その名の通り学校生活での諸課題が中心ですので、子ども自身やその周辺の保護者、家庭、地域等を中心とした関わりとなります。

1997年から資格認定が始まり、学校関係者を中心に多くの人がこの資格を保持しています。スクールカウンセラーなどもこの資格を持っていることが採用の条件である都道府県もあります。

また特別支援教育士はLD・ADHDなど発達課題を抱える子供を中心に、そのアセスメントおよび個々の特性に応じた支援計画を立てたり実践したりする専門家のことです。

この資格は2001年から始まり、養成セミナーを受講し厳しい訓練と修了試験をパスして初めて資格が与えられます。それなりの時間もお金もかかります。

教育関係者、臨床心理士、言語聴覚士や作業療法士など各分野の専門家がこの資格を保持しておられるようです。

学校心理士も特別支援教育士もどちらも専門性が高く、各分野で様々な活躍が期待されています。

心理カウンセラー資格取得後の活躍の場

セラピーセッション

心理カウンセラーの資格取得後の仕事としては、介護や福祉などの現場で心理カウンセラーの資格を生かした仕事をすることはもちろんのこと、精神医学などのより専門的な面から、医療機関や学校、地域の包括ケアセンター、またはそのコンサルテーションなど、様々な場面や専門機関での活躍が期待されます。

最近は、子どもたちの発達に関する悩み、療育や、不登校など不適応で悩む子どもたちの児童心理カウンセラーの仕事も増えています。

心理カウンセラーは今の複雑な社会やストレス社会には欠かせない資格となっています。心理カウンセラーの資格を取得した後は、医療機関や病院、学校や会社、裁判所など、いろいろな場所で心理カウンセラーの資格を生かして、働くことが可能です。

中には、自分で心理カウンセリングのオフィスを開業してカウンセリングによる心理療法を行う人もいます。

現在のところは心理専門家が不足していると言われており、特に地方ほど資格を持つ心理専門家は常に求められているところです。

しかし実際のところ、まだまだ心理職の働く条件は厳しく、仕事量やその仕事内容の大変さとお給料は見合っていないとも言われています。なのでガッツリ儲けたい人、というのは現時点はあまり向いていないかもしれません。

心理カウンセラーの資格はこれからもっともっと重要が高まるとされています。心理カウンセラーの資格は、いろいろな団体の認定する心理カウンセラーの資格がありますが、専門職として信頼され専門的に活躍したいなら国家資格は必須です。

この資格をおすすめするのは、まずは心理学に興味があること。そして人と関わることが好きな人、人に興味のある人が良いと思います。

とはいえご自分の体験と重ねてしまったり親身になって聞きすぎたりするのも問題です。きちんと仕事として割り切って、物事を整理し俯瞰してみることができる人が向いていると思います。

結論から言うと私の友人は大学に入りなおして心理の資格を目指すことに決めました。心理職はどこでも不足しています。もし興味があったらぜひとも学び、資格に挑戦していただきたいです。

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めい
公認心理師・臨床発達心理士★心理の仕事30年の経験を生かし、人の悩みや疑問に寄り添う、特に同年代に向けた大人美容や生活情報に関する記事を作成しています。得意のライティングを生かしていろいろな人のお役に立ちたいです。